医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

「水商売」でしくじった免疫生物研

「クレアチン」でひと儲けどころか裁判沙汰に

2012年10月1日号

 「水商売」にトラブルは付きものなのだろうか。 免疫生物研究所(=IBL、清藤勉社長、群馬県藤岡市)が今年3月、こっそりと飲料ビジネスから手を引いた。医薬品や抗体を専門とするIBLが飲料ビジネスに乗り出したのは、4年前の08年。「クレアチン」というアミノ酸を溶かした飲料の製造販売を開始した。クレアチンは筋肉を増強する効果が示唆されており、陸上選手やボディビルダーに愛用者が多い。ただ、性質として水に溶けにくく、摂取しにくい難点があった。 そこでIBLは、このクレアチンを水溶化する特許を持つイムノ・バイオ・ジャパン(末岡治彦社長、東京)と業務提携し、クレアチン飲料「アズノン」を開発して売り出すことにした。IBLによると初回発注は10万本。しかし、やはり飲料事業は不慣れだったのだろう。からっきし売れず、ほとんどの商品が有効期限を迎えてしまった。さら...  「水商売」にトラブルは付きものなのだろうか。 免疫生物研究所(=IBL、清藤勉社長、群馬県藤岡市)が今年3月、こっそりと飲料ビジネスから手を引いた。医薬品や抗体を専門とするIBLが飲料ビジネスに乗り出したのは、4年前の08年。「クレアチン」というアミノ酸を溶かした飲料の製造販売を開始した。クレアチンは筋肉を増強する効果が示唆されており、陸上選手やボディビルダーに愛用者が多い。ただ、性質として水に溶けにくく、摂取しにくい難点があった。 そこでIBLは、このクレアチンを水溶化する特許を持つイムノ・バイオ・ジャパン(末岡治彦社長、東京)と業務提携し、クレアチン飲料「アズノン」を開発して売り出すことにした。IBLによると初回発注は10万本。しかし、やはり飲料事業は不慣れだったのだろう。からっきし売れず、ほとんどの商品が有効期限を迎えてしまった。さらに

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence