製薬企業・その現状と展望
大日本住友製薬 サノビオン買収効果は次年度以降に期待
北米事業黒字化で12年度収益増額修正
2012年10月1日号
12年度第1四半期決算は売上高が891億円と6%の減収、営業利益は109億円と14.9%の減益だった。セグメント別の収益をみると主力の医薬品事業は売上高が785億円で7%の減収、営業利益が研究開発費控除前で101億円と15.8%の減益だった。医薬品セグメントは日本と北米で83%を占める。日本は売上高が446億円で横ばい、利益が176億円で▲2.8%、北米は売上高が290億円で▲7.9%、利益は特許権・のれん償却後で44億円と18.9%増だった。 日本は薬価改定の影響を新製品の血糖降下剤メトグルコの大幅上伸、戦略製品の高血圧症薬アバプロ、非定型抗精神病薬ロナセン、パーキンソン病薬トレリーフの堅調でカバーしたが、薬価改定による販価下落は総利益を減らし営業利益減をもたらした。北米は子会社サノビオンの1〜3月実績になるが、今年8月に特許満了となる喘息薬ゾペネックスの減収が響いて減収だった...
12年度第1四半期決算は売上高が891億円と6%の減収、営業利益は109億円と14.9%の減益だった。セグメント別の収益をみると主力の医薬品事業は売上高が785億円で7%の減収、営業利益が研究開発費控除前で101億円と15.8%の減益だった。医薬品セグメントは日本と北米で83%を占める。日本は売上高が446億円で横ばい、利益が176億円で▲2.8%、北米は売上高が290億円で▲7.9%、利益は特許権・のれん償却後で44億円と18.9%増だった。 日本は薬価改定の影響を新製品の血糖降下剤メトグルコの大幅上伸、戦略製品の高血圧症薬アバプロ、非定型抗精神病薬ロナセン、パーキンソン病薬トレリーフの堅調でカバーしたが、薬価改定による販価下落は総利益を減らし営業利益減をもたらした。北米は子会社サノビオンの1〜3月実績になるが、今年8月に特許満了となる喘息薬ゾペネックスの減収が響いて減収だった。営
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