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話題の焦点

「アスリートの健康の意外性」

2012年9月15日号

 人体機能の底知れぬ進化を十分見せつけて、ロンドンオリンピックの幕は閉じた。元気いっぱいに跳ね回る超人の姿は、まさに溢れんばかりの健康体そのものと思える。だが、その裏に意外な側面が。 世界一の技を競い合い、ジュニア時代から血の滲む努力を積み重ねてきたことで、アスリートのなかには慢性障害とも闘うケースが少なくない。 骨格系の悩みはもちろんのこと、内科的問題も。その代表格は「アスリート貧血」、つまり「鉄欠乏性貧血」だ。10年前は10人に1人と多かったが、幸い今では栄養管理が進んで100人に1人と劇的に改善された。「気管支喘息」も意外と多い。一般成人では20人に1人の有病率だが、アスリートは10人に1人以上。息が切れるのは当たり前と決めつけずに、1回しっかり受診することだ。 こんなわけで、ロンドンには日本選手専用の医務室が設けられていた。「スポーツ基本法」推...  人体機能の底知れぬ進化を十分見せつけて、ロンドンオリンピックの幕は閉じた。元気いっぱいに跳ね回る超人の姿は、まさに溢れんばかりの健康体そのものと思える。だが、その裏に意外な側面が。 世界一の技を競い合い、ジュニア時代から血の滲む努力を積み重ねてきたことで、アスリートのなかには慢性障害とも闘うケースが少なくない。 骨格系の悩みはもちろんのこと、内科的問題も。その代表格は「アスリート貧血」、つまり「鉄欠乏性貧血」だ。10年前は10人に1人と多かったが、幸い今では栄養管理が進んで100人に1人と劇的に改善された。「気管支喘息」も意外と多い。一般成人では20人に1人の有病率だが、アスリートは10人に1人以上。息が切れるのは当たり前と決めつけずに、1回しっかり受診することだ。 こんなわけで、ロンドンには日本選手専用の医務室が設けられていた。「スポーツ基本法」推進に

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