「無気力試合」まかり通る統合医療

民主党政権の弱体化で宙に浮く論議

（株）薬新　井高恭彦

2012年9月15日号

「国民のため」　大義を掲げて、思いつきで発言し、結局は、最後は何もできずに放り出してしまう。今、永田町は、そんな政治家で溢れ返っている。　なかでも、この人は、政権与党・民主党内で、その代表選手と言っていいだろう。鳩山由紀夫元首相である。沖縄駐留米軍の普天間基地の県外移設を声高に叫んだが、複雑に絡み合う日米関係の深遠さを前に、あえなく断念。自ら招いた政局によって、首相の座から引きずり下ろされたのは、つい2年前のことだ。　最近では、与党民主党に籍を置きながら、原発再稼働反対のデモに参加、「国民の声が官邸に届いていない」と、まるで他人事のように宣わったというのだから、呆れた話である。まさに宇宙人だ。票が集まりそうなスローガンは、とりあえず、何でも人目につく場所で口にしてみる。それが、この人の政治信条のようだ。「時局に流されやすく、忘れやす... 「国民のため」　大義を掲げて、思いつきで発言し、結局は、最後は何もできずに放り出してしまう。今、永田町は、そんな政治家で溢れ返っている。　なかでも、この人は、政権与党・民主党内で、その代表選手と言っていいだろう。鳩山由紀夫元首相である。沖縄駐留米軍の普天間基地の県外移設を声高に叫んだが、複雑に絡み合う日米関係の深遠さを前に、あえなく断念。自ら招いた政局によって、首相の座から引きずり下ろされたのは、つい2年前のことだ。　最近では、与党民主党に籍を置きながら、原発再稼働反対のデモに参加、「国民の声が官邸に届いていない」と、まるで他人事のように宣わったというのだから、呆れた話である。まさに宇宙人だ。票が集まりそうなスローガンは、とりあえず、何でも人目につく場所で口にしてみる。それが、この人の政治信条のようだ。「時局に流されやすく、忘れやすい」

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