医薬経済オンライン

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正念場を迎えた「SCM」構築

ドラッグ&コンビニの新業態開発が活発化

第14回

2012年9月15日号

「多段階流通の全体最適をめざすのが日本版SCM(サプライチェーンマネジメント)だとすれば、真っ先に実現したのは恐らくコンビニエンスストアだ」  昨年5月、製・配・販連携協議会の設立総会で、消費財流通の関係者に向かって大見得を切ったのはローソンの新浪剛史社長だ。  飲料メーカーや食品卸の幹部が訝しげな顔をしていたが、新浪社長の発言は決して的外れなものではない。現に米国や中国、東南アジアでは、日本のコンビニチェーンが生み出したFC(フランチャイズチェーン)ビジネスの枠組みが定着し始めている。  セブンイレブンのチームMD(商品政策)を引き合いに出すまでもなく、日本のコンビニチェーンは、いずれもメーカーや卸を巻き込んで消費者起点の商品開発を行い、SPA(製造小売業)に近い販売形態を確立している。  メーカーにすれば、例え1週間でカットされたとしても... 「多段階流通の全体最適をめざすのが日本版SCM(サプライチェーンマネジメント)だとすれば、真っ先に実現したのは恐らくコンビニエンスストアだ」  昨年5月、製・配・販連携協議会の設立総会で、消費財流通の関係者に向かって大見得を切ったのはローソンの新浪剛史社長だ。  飲料メーカーや食品卸の幹部が訝しげな顔をしていたが、新浪社長の発言は決して的外れなものではない。現に米国や中国、東南アジアでは、日本のコンビニチェーンが生み出したFC(フランチャイズチェーン)ビジネスの枠組みが定着し始めている。  セブンイレブンのチームMD(商品政策)を引き合いに出すまでもなく、日本のコンビニチェーンは、いずれもメーカーや卸を巻き込んで消費者起点の商品開発を行い、SPA(製造小売業)に近い販売形態を確立している。  メーカーにすれば、例え1週間でカットされたとしても、

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