高額配当に走る「営利企業」調剤大手
技術料と薬価差二重取り「医療提供施設」の実態
2012年9月15日号
やはり、調剤薬局チェーンは儲かる商売なのか。
12年3月期、調剤薬局チェーンを展開する日本調剤の三津原博社長の株主配当は1億円を軽く超えた。234万株を保有、年間配当70円で、1億6380万円。上場企業の役員のなかでもトップ7位に入る役員報酬を得る三津原社長なので、それぐらいの配当金があってもおかしくはないが、三津原社長が特別なのかというと、そうでもない。ほかの調剤薬局チェーンでも、数千万円単位の高額配当者はザラにいる。
本誌が調べたところ、上場する調剤薬局で2番目に株主配当が多かった経営者は、アインファーマシーズの大谷喜一社長で8270万円、次いでクオールの中村敬副社長の5105万円。そして総合メディカルの小山田浩定相談役の2632万円、クオールの中村勝社長の2381万円と続く。
ただ、高額な株主配当を受け取っているのは製薬業界の経営者も同じ。例えば、1億円を超...
やはり、調剤薬局チェーンは儲かる商売なのか。
12年3月期、調剤薬局チェーンを展開する日本調剤の三津原博社長の株主配当は1億円を軽く超えた。234万株を保有、年間配当70円で、1億6380万円。上場企業の役員のなかでもトップ7位に入る役員報酬を得る三津原社長なので、それぐらいの配当金があってもおかしくはないが、三津原社長が特別なのかというと、そうでもない。ほかの調剤薬局チェーンでも、数千万円単位の高額配当者はザラにいる。
本誌が調べたところ、上場する調剤薬局で2番目に株主配当が多かった経営者は、アインファーマシーズの大谷喜一社長で8270万円、次いでクオールの中村敬副社長の5105万円。そして総合メディカルの小山田浩定相談役の2632万円、クオールの中村勝社長の2381万円と続く。
ただ、高額な株主配当を受け取っているのは製薬業界の経営者も同じ。例えば、1億円を超え
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