医薬経済オンライン

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Holmes&Vaccine

後発品の未来像

第4回 〜「独占販売」と「公認」の効用〜

コイツ・ドナン

2012年9月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の後発品の未来像について謎解きを続けている。厚生労働省は12年度診療報酬改定で、一般名処方に2点の加算を新設した。ホームズは、一般名処方の解禁が業界再編の「トリガー」になると推理する。一般名処方が普及すると、製薬会社の銘柄は関係なく、規模の大きさゆえに設備投資によって高品質の後発品を製造できるメーカーの製品が使用されるためだ。こうして長期収載品と後発品の競争は本格化する。では、どのような競争と再編が起こるのか。 「長期収載品と後発品の競争はどうなるのか」  私の問いかけに対し、ホームズは腕を組んだまま黙っている。どうやら何か言い足りないようだ。しばらく時間がかかるだろう。 「ホームズ。今度は私が紅茶を淹れよう。推理は少し待っていてくれ」  ホームズは軽く頷いた。私はキッチンに向かった。... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の後発品の未来像について謎解きを続けている。厚生労働省は12年度診療報酬改定で、一般名処方に2点の加算を新設した。ホームズは、一般名処方の解禁が業界再編の「トリガー」になると推理する。一般名処方が普及すると、製薬会社の銘柄は関係なく、規模の大きさゆえに設備投資によって高品質の後発品を製造できるメーカーの製品が使用されるためだ。こうして長期収載品と後発品の競争は本格化する。では、どのような競争と再編が起こるのか。 「長期収載品と後発品の競争はどうなるのか」  私の問いかけに対し、ホームズは腕を組んだまま黙っている。どうやら何か言い足りないようだ。しばらく時間がかかるだろう。 「ホームズ。今度は私が紅茶を淹れよう。推理は少し待っていてくれ」  ホームズは軽く頷いた。私はキッチンに向かった。それ

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