医薬経済オンライン

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2012年診療報酬改定の解体新書・概説

「強火」に転じた勤務医負担軽減・外来縮小策

その5

2012年9月15日号

 ここ最近、診療報酬改定の主要な眼目に毎回掲げられているのが「勤務医の負担軽減」だ。救急のたらい回しなどで「医療崩壊」が社会問題化したことを背景に、08年改定から「緊急課題」「重点課題」として謳われるようになった。  これまでになされてきたことは、例えば入院基本料の一部引き上げや救急・産科・小児科の評価引き上げで病院の台所事情が改善するように仕向けることであり、医師の事務作業を代行する事務員の配置を評価することであり、そしてまた医師業務の一部を看護師が代替できるように、看護師の負担軽減を図るべく看護補助者の配置を評価することであった。さらには、NST(栄養サポートチーム)をはじめとするチーム医療推進に向けた加算も次々と創設した。  これらの新たな点数や加算には変わり種の仕掛けがある。要件に「勤務医負担軽減に資する計画策定」「勤務医の勤務時間...  ここ最近、診療報酬改定の主要な眼目に毎回掲げられているのが「勤務医の負担軽減」だ。救急のたらい回しなどで「医療崩壊」が社会問題化したことを背景に、08年改定から「緊急課題」「重点課題」として謳われるようになった。  これまでになされてきたことは、例えば入院基本料の一部引き上げや救急・産科・小児科の評価引き上げで病院の台所事情が改善するように仕向けることであり、医師の事務作業を代行する事務員の配置を評価することであり、そしてまた医師業務の一部を看護師が代替できるように、看護師の負担軽減を図るべく看護補助者の配置を評価することであった。さらには、NST(栄養サポートチーム)をはじめとするチーム医療推進に向けた加算も次々と創設した。  これらの新たな点数や加算には変わり種の仕掛けがある。要件に「勤務医負担軽減に資する計画策定」「勤務医の勤務時間の

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