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眺望 医薬街道

国保保険料の極端な格差是正を

近藤正觀

2012年9月15日号

 厚生労働省は8月24日、10年度の「市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」を公表した。 市町村国民健康保険では、保険者(市町村)ごとに保険料水準が違うことが知られている。被保険者の収入や資産に着目した「応能割」や当該市町村の医療費実績をもとにした「応益割」を組み合わせるなどして保険者ごとに独自の計算方法がとられている。 保険料の計算については、保険者によって2方式(所得割・均等割)、3方式(所得割・均等割・平等割)、4方式(所得割・資産割・均等割・平等割)を選択してよいことになっているが、多くは2方式をとっている。 どのような算定をするにしても、所得割率、資産割率、1人あたり均等割額、1世帯あたり平等割額は、各保険者の条例で定められている。市町村が世帯資産額に使うのは固定資産税額を使うことが一般的だ。 2方式を選択する場合、応益割では加入...  厚生労働省は8月24日、10年度の「市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」を公表した。 市町村国民健康保険では、保険者(市町村)ごとに保険料水準が違うことが知られている。被保険者の収入や資産に着目した「応能割」や当該市町村の医療費実績をもとにした「応益割」を組み合わせるなどして保険者ごとに独自の計算方法がとられている。 保険料の計算については、保険者によって2方式(所得割・均等割)、3方式(所得割・均等割・平等割)、4方式(所得割・資産割・均等割・平等割)を選択してよいことになっているが、多くは2方式をとっている。 どのような算定をするにしても、所得割率、資産割率、1人あたり均等割額、1世帯あたり平等割額は、各保険者の条例で定められている。市町村が世帯資産額に使うのは固定資産税額を使うことが一般的だ。 2方式を選択する場合、応益割では加入世帯

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