医薬経済オンライン

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「現地化」強めるファイザー、流通政策に血道

マイランは日本市場と距離

2012年9月1日号

 自前主義はリスクを伴う。日本の製薬大手が米欧市場で苦戦していることを見るにつけ、土地勘の薄い海外事業では、なおのことそうだろう。米マイランが、日本の後発品市場の開拓をファイザーに委ねたことは、賢明な選択として評価すべきかもしれない。 8月23日、ファイザーとマイラン製薬は、日本の後発品事業で戦略提携を結んだと発表した。新薬と後発品の米系外資メジャー同士が、対日戦略で手を組むという、この異色の協調路線は、当然のことながら業界の注目を集めている。 提携の大枠は以下のようなものだ。12年末をメドに、ファイザーがマイランの国内販売を一手に担い、マイランが抱える約200人のMRは、ファイザーエスタブリッシュ医薬品事業部門(EPBU)に出向する。その一方でマイランは、後発品製造や研究開発に特化する。 抗生物質の対日輸出を皮切りに、日本国内での新薬ビジネス...  自前主義はリスクを伴う。日本の製薬大手が米欧市場で苦戦していることを見るにつけ、土地勘の薄い海外事業では、なおのことそうだろう。米マイランが、日本の後発品市場の開拓をファイザーに委ねたことは、賢明な選択として評価すべきかもしれない。 8月23日、ファイザーとマイラン製薬は、日本の後発品事業で戦略提携を結んだと発表した。新薬と後発品の米系外資メジャー同士が、対日戦略で手を組むという、この異色の協調路線は、当然のことながら業界の注目を集めている。 提携の大枠は以下のようなものだ。12年末をメドに、ファイザーがマイランの国内販売を一手に担い、マイランが抱える約200人のMRは、ファイザーエスタブリッシュ医薬品事業部門(EPBU)に出向する。その一方でマイランは、後発品製造や研究開発に特化する。 抗生物質の対日輸出を皮切りに、日本国内での新薬ビジネスで

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