医薬経済オンライン

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今や医療法人は格好の詐欺材料に

東京・真匡会事件、震災で同情誘い10億円以上

2012年9月1日号

 かなり悪質な投資詐欺である。東京・大久保の医療法人社団「真匡会」戸山公園クリニックが発行した「医療機関債」投資事件だ。なにしろ、「東日本大震災で透析機器が足りなくなっている」と同情を誘い、高齢者から資金を巻き上げていたのである。医療機関債を販売したのは医療機器販売会社の「共同医療事務センター」。すべて医療関係を彷彿させる仕組みだ。  医療機関債を買わされた被害者は全国に及び、各地の消費生活センターに寄せられた情報をもとに、消費者庁が注意喚起するために真匡会戸山公園クリニックと共同医療事務センターの社名を公表したが、山梨県でも別の医療法人社団名で医療機関債販売を続けていたという。ついに被害者の告発を受けて大阪府警が7月に30数ヵ所の家宅捜索を行ったが、夏休みを挟んだためか、それとも捜索個所が多すぎて資料の分析に手間取っているのか、まだ立件に...  かなり悪質な投資詐欺である。東京・大久保の医療法人社団「真匡会」戸山公園クリニックが発行した「医療機関債」投資事件だ。なにしろ、「東日本大震災で透析機器が足りなくなっている」と同情を誘い、高齢者から資金を巻き上げていたのである。医療機関債を販売したのは医療機器販売会社の「共同医療事務センター」。すべて医療関係を彷彿させる仕組みだ。  医療機関債を買わされた被害者は全国に及び、各地の消費生活センターに寄せられた情報をもとに、消費者庁が注意喚起するために真匡会戸山公園クリニックと共同医療事務センターの社名を公表したが、山梨県でも別の医療法人社団名で医療機関債販売を続けていたという。ついに被害者の告発を受けて大阪府警が7月に30数ヵ所の家宅捜索を行ったが、夏休みを挟んだためか、それとも捜索個所が多すぎて資料の分析に手間取っているのか、まだ立件には

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