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Holmes&Vaccine

後発品の未来像

第3回 〜グレシャムの法則〜

コイツ・ドナン

2012年9月1日号

 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の後発品の未来像について謎解きを続けている。後発品の使用割合の30%達成を掲げている厚生労働省は、12年度診療報酬改定で一般名処方に2点加算を新設した。たかが2点と思いきや、想定以上に一般名処方が普及しているという。  ホームズは、過去に厚労省が後発品の製品名を「一般名+剤形+含量+メーカー名」で統一するように通達したことに触れ、この施策が一般名処方の普及に貢献したと見る。一般名処方に「激変緩和措置」を設けたことで、医師の後発品アレルギーが薄れていったからだ。そして、一般名処方の普及は、長期収載品を多く抱える製薬企業にとって、死活問題になると指摘した。  「ホームズ。君が主張する長期収載品企業の死活問題だが、それはやはり、業界再編につながる話になるのか」  ホームズはパイプを撫で回した...  【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の後発品の未来像について謎解きを続けている。後発品の使用割合の30%達成を掲げている厚生労働省は、12年度診療報酬改定で一般名処方に2点加算を新設した。たかが2点と思いきや、想定以上に一般名処方が普及しているという。  ホームズは、過去に厚労省が後発品の製品名を「一般名+剤形+含量+メーカー名」で統一するように通達したことに触れ、この施策が一般名処方の普及に貢献したと見る。一般名処方に「激変緩和措置」を設けたことで、医師の後発品アレルギーが薄れていったからだ。そして、一般名処方の普及は、長期収載品を多く抱える製薬企業にとって、死活問題になると指摘した。  「ホームズ。君が主張する長期収載品企業の死活問題だが、それはやはり、業界再編につながる話になるのか」  ホームズはパイプを撫で回したまま

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