医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

2012年診療報酬改定の解体新書・概説

金曜入院・月曜退院の「適正化」の次は

その4

2012年9月1日号

 今年10月から、“土日またぎ”の多い病院の入院基本料をディスカウントする措置が発動する。「土日またぎ」とは、本来なら金曜日に退院できる患者をあえて土日を挟んだ月曜日に退院させたり、月曜日の入院で構わない患者をあえて土日を挟むようにして金曜日から入院させたりすること。土日は、365日稼働する病院であっても、平日に比べて「オフ」の色彩が濃い。スタッフ数は減り、手術はじめ各種医療行為の施行も少なくなる。その土日をわざわざまたいだ入退院は、「病床稼働率アップによる増収狙い」ではないのか、という観点から、今回、矯正措置が入った次第だ。 減額の対象となるのは、一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料、専門病院入院基本料。一般病棟において、「入院全体に占める金曜入院者の割合」と「退院全体に占める月曜退院者の割合」の合計が直近6ヵ月で連続して4...  今年10月から、“土日またぎ”の多い病院の入院基本料をディスカウントする措置が発動する。「土日またぎ」とは、本来なら金曜日に退院できる患者をあえて土日を挟んだ月曜日に退院させたり、月曜日の入院で構わない患者をあえて土日を挟むようにして金曜日から入院させたりすること。土日は、365日稼働する病院であっても、平日に比べて「オフ」の色彩が濃い。スタッフ数は減り、手術はじめ各種医療行為の施行も少なくなる。その土日をわざわざまたいだ入退院は、「病床稼働率アップによる増収狙い」ではないのか、という観点から、今回、矯正措置が入った次第だ。 減額の対象となるのは、一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料、専門病院入院基本料。一般病棟において、「入院全体に占める金曜入院者の割合」と「退院全体に占める月曜退院者の割合」の合計が直近6ヵ月で連続して4割を

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence