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めざすべきは「心身とも健康寿命世界一」

2012年9月1日号

 厚生労働省が発表した11年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は女性85.9歳、男性79.44歳で、前年比女性は0.4歳、男性は0.11歳短くなり、男女とも2年連続で平均寿命が縮んだ。日本人女性の平均寿命は、10年までは26年連続して世界一だったが、23年は香港の86.7歳を下回り、実に27年ぶりに2位に、男性は4位から8位に転落した。 日本を抜いて女性の長寿世界一の座に就いた香港は近年、医療や生活水準の高さなどを背景に、男女ともに平均寿命の上昇が続いている。この要因は、香港は1人当たりGDPが11年に3万4200ドルと経済水準は先進国並みで、これが医療や生活水準の高さを支え、一方で1歳以下の生存率が非常に高いことを挙げている。 藤田保健衛生大学の橋本修二教授は、健康寿命を次のように定義づけている。「健康な状態で生存する期間、あるいは、その指標の総称」。これは率直に言ってわかり...  厚生労働省が発表した11年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は女性85.9歳、男性79.44歳で、前年比女性は0.4歳、男性は0.11歳短くなり、男女とも2年連続で平均寿命が縮んだ。日本人女性の平均寿命は、10年までは26年連続して世界一だったが、23年は香港の86.7歳を下回り、実に27年ぶりに2位に、男性は4位から8位に転落した。 日本を抜いて女性の長寿世界一の座に就いた香港は近年、医療や生活水準の高さなどを背景に、男女ともに平均寿命の上昇が続いている。この要因は、香港は1人当たりGDPが11年に3万4200ドルと経済水準は先進国並みで、これが医療や生活水準の高さを支え、一方で1歳以下の生存率が非常に高いことを挙げている。 藤田保健衛生大学の橋本修二教授は、健康寿命を次のように定義づけている。「健康な状態で生存する期間、あるいは、その指標の総称」。これは率直に言ってわかりに

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