医薬経済オンライン

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自前候補を「出せない」日医の事情

民主が「踏み絵」にするあのイス

2012年8月1日号

 解散・総選挙の時期に世間の耳目が集まるが、13年7月の参院選まで1年を切っている。日本医師会の政治団体、日本医師連盟にとって、実質的な対応を伴う点では、衆院選よりも参院選のほうが重大関心事なのだ。全国比例区に組織内候補を擁立するかが悩みどころだ。組織内候補とは「資金も人も物も出して全面的に応援する候補」(日医連の今村聡副委員長)を指す。 日医連は7月22日に執行委員会を開いた。参院選対応がメインテーマだ。この日の結論は、政治情勢が流動的なことを踏まえて、組織内候補を擁立するか、しないか「9月以降に継続検討」という“無難”なものだった。だが、議論に先立つ横倉義武委員長(日医会長)の論点整理に「意志を感じた」と話す委員が少なくない。【メリット】・団結力、組織力の強化・組織の代弁が可能で使い勝手がよい。政治へ一定の圧力要因になるし、比例当...  解散・総選挙の時期に世間の耳目が集まるが、13年7月の参院選まで1年を切っている。日本医師会の政治団体、日本医師連盟にとって、実質的な対応を伴う点では、衆院選よりも参院選のほうが重大関心事なのだ。全国比例区に組織内候補を擁立するかが悩みどころだ。組織内候補とは「資金も人も物も出して全面的に応援する候補」(日医連の今村聡副委員長)を指す。 日医連は7月22日に執行委員会を開いた。参院選対応がメインテーマだ。この日の結論は、政治情勢が流動的なことを踏まえて、組織内候補を擁立するか、しないか「9月以降に継続検討」という“無難”なものだった。だが、議論に先立つ横倉義武委員長(日医会長)の論点整理に「意志を感じた」と話す委員が少なくない。【メリット】・団結力、組織力の強化・組織の代弁が可能で使い勝手がよい。政治へ一定の圧力要因になるし、比例当選

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