医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

世界景気の警戒感を強めるIMF

2012年8月1日号

 偏西風の蛇行が原因だというが、集中豪雨の後の猛暑、そして再び集中豪雨と気温急降下、そして猛暑。天候異変は常軌を逸したものになっている。世界経済も予想不能になってきた。中東ではシリアの内乱が激化、混迷の度を深めてきた。欧州ではEU首脳会議で決まった構想が実現する前にスペイン危機が再燃し、再び市場の圧力は強まっている。米国では景気失速の気配が強まっているが、大統領選を控えて金融当局も静観の構えを続けている。新興国は予想以上の景気減速をみせている。日本だけは復興需要が支えているものの、政治が機能不全の様相を強めてきた。 遠くから世界不況が忍び寄る足音が聞こえてくるが、空耳であってほしい。 IMF(国際通貨基金)は7月16日、世界経済見通しを発表したが、世界経済の現状に危機感を募らせた内容だった。世界の12年の成長率予想は4月予想から0.1ポイント下...  偏西風の蛇行が原因だというが、集中豪雨の後の猛暑、そして再び集中豪雨と気温急降下、そして猛暑。天候異変は常軌を逸したものになっている。世界経済も予想不能になってきた。中東ではシリアの内乱が激化、混迷の度を深めてきた。欧州ではEU首脳会議で決まった構想が実現する前にスペイン危機が再燃し、再び市場の圧力は強まっている。米国では景気失速の気配が強まっているが、大統領選を控えて金融当局も静観の構えを続けている。新興国は予想以上の景気減速をみせている。日本だけは復興需要が支えているものの、政治が機能不全の様相を強めてきた。 遠くから世界不況が忍び寄る足音が聞こえてくるが、空耳であってほしい。 IMF(国際通貨基金)は7月16日、世界経済見通しを発表したが、世界経済の現状に危機感を募らせた内容だった。世界の12年の成長率予想は4月予想から0.1ポイント下方修

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