乳がん患者400名の生活調査
「患者さんの知恵袋」を冊子に
第5回
桜井なおみ 一般社団法人CSRプロジェクト代表理事
協力:エーザイ株式会社
2012年8月1日号
過去4回にわたって、乳がん患者の社会生活上の悩みを定量分析した結果を紹介してきた。その「社会的痛み」が衣食住をまたぎ、多岐に及ぶことが明らかになった。とくに「不本意な解雇・退職」「収入の減少」など職や家計の悩みの深刻さが目立った。個別項目でみると、「治療や生活の費用がかさむ」「温泉に行きたくても行けない」「精神的に不安定になる」が3大苦悩に挙がった。 患者の支えになる言動としては、「さりげない気遣い」や「寄り添う気持ち」の大事さが再認識された。これらの結果をどう受け止めているのか、調査に携わった一般社団法人CSRプロジェクト代表理事の桜井なおみさんに聞いた。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ——3大苦悩に「温泉」が入るのが意外です。 桜井 「温泉ごとき」と軽くみて見過ごせないと思います。周りから「大丈夫よ、入っちゃいなよ」と言われて「うん」と言えるよう...
過去4回にわたって、乳がん患者の社会生活上の悩みを定量分析した結果を紹介してきた。その「社会的痛み」が衣食住をまたぎ、多岐に及ぶことが明らかになった。とくに「不本意な解雇・退職」「収入の減少」など職や家計の悩みの深刻さが目立った。個別項目でみると、「治療や生活の費用がかさむ」「温泉に行きたくても行けない」「精神的に不安定になる」が3大苦悩に挙がった。 患者の支えになる言動としては、「さりげない気遣い」や「寄り添う気持ち」の大事さが再認識された。これらの結果をどう受け止めているのか、調査に携わった一般社団法人CSRプロジェクト代表理事の桜井なおみさんに聞いた。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ——3大苦悩に「温泉」が入るのが意外です。 桜井 「温泉ごとき」と軽くみて見過ごせないと思います。周りから「大丈夫よ、入っちゃいなよ」と言われて「うん」と言えるような話
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