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第一三共 ハイブリッドビジネス路線の成果は今後に

11年度はランバクシーがマイナス要因

2012年8月1日号

 11年度の収益は厳しい内容だった。売上高は9387億円で前期比▲3%、営業利益は982億円で▲19.6%、経常利益は762億円で▲42.2%、純利益は104億円で▲85.2%だった。売上高、営業利益ともにアステラス製薬に抜かれて4位に後退した。 売上高は287億円の減収だったが、最大の要因は為替換算ロスである。これだけで390億円の減収要因になったが、ドル、ユーロ分が185億円、印ルピー分が205億円だった。ランバクシー売上高の換算ロスが響いたが、為替レートが10年度比でドルが7.8%、ユーロが3.7%、ルピーが10.4%とルピーの下落率が最も大きかったから当然だ。それでもランバクシーの増収寄与は254億円あったため、減収は小幅にとどまった。全体の為替換算ロスの65%を埋めている。米国でアルツハイマー病薬「ドネペジル」(先発品アリセプト)、高コレステロール血症薬「アトルバスタチン」(リピトール)...  11年度の収益は厳しい内容だった。売上高は9387億円で前期比▲3%、営業利益は982億円で▲19.6%、経常利益は762億円で▲42.2%、純利益は104億円で▲85.2%だった。売上高、営業利益ともにアステラス製薬に抜かれて4位に後退した。 売上高は287億円の減収だったが、最大の要因は為替換算ロスである。これだけで390億円の減収要因になったが、ドル、ユーロ分が185億円、印ルピー分が205億円だった。ランバクシー売上高の換算ロスが響いたが、為替レートが10年度比でドルが7.8%、ユーロが3.7%、ルピーが10.4%とルピーの下落率が最も大きかったから当然だ。それでもランバクシーの増収寄与は254億円あったため、減収は小幅にとどまった。全体の為替換算ロスの65%を埋めている。米国でアルツハイマー病薬「ドネペジル」(先発品アリセプト)、高コレステロール血症薬「アトルバスタチン」(リピトール)の

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