医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

この国につけるクスリ 社会保障よもやま話

健保組合は金の鵞鳥か

東京福祉大学・大学院教授 喜多村悦史

2012年8月1日号

 健保連(健康保険組合連合会)が怒っている。「健保組合の保険料率が低かったのは、病気を減らすように健診や人間ドック補助などの活動を続けてきた結果。そうした努力を無視してすべて同じ保険料率の負担を求めるなら健保を別々に運営する意味はない。全部国がやればいい」(白川修二専務理事「人件費破裂前夜」日経ビジネス12・5・14)。 背景を説明しよう。 わが国の国民皆保険は①サラリーマンの加入する健康保険②公務員らの加入する共済組合③それ以外の自営業者・農林漁業従事者・無職者が加入する国民健康保険(国保)という、属性を異にする保険集団群で構成されている。  健保連(健康保険組合連合会)が怒っている。「健保組合の保険料率が低かったのは、病気を減らすように健診や人間ドック補助などの活動を続けてきた結果。そうした努力を無視してすべて同じ保険料率の負担を求めるなら健保を別々に運営する意味はない。全部国がやればいい」(白川修二専務理事「人件費破裂前夜」日経ビジネス12・5・14)。 背景を説明しよう。 わが国の国民皆保険は①サラリーマンの加入する健康保険②公務員らの加入する共済組合③それ以外の自営業者・農林漁業従事者・無職者が加入する国民健康保険(国保)という、属性を異にする保険集団群で構成されている。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence