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OBSERVER

一木龍彦・日本CRO協会会長

2012年7月15日号

パートナーからプレイヤーに ——先日、日本CRO(医薬品開発業務受託機関)協会会長に就任されました。CRO業界の今後をどうみていますか。 一木 これまでCROは製薬企業のパートナーという位置づけだったが、対等なプレイヤーになりたいと思っている。当協会は発足して約20年を迎えるが、この間CROの位置づけも変わった。かつては委託側の立場が上だった時期もあったが、今では関係性がフラットになってきた。米国のように完全に独立した形態に近づきつつあるのではないだろうか。 かつて国内CROは知名度が低く、どの製薬企業も活用してこなかった。CROについて法律に明記されていなかったことが背景にあった。それが97年施行の改正GCPで、CROを活用してもよいと明記された。これが転機だった。また、05年の改正薬事法に盛り込まれ、製造販売の分離も追い風となった。現在もG... パートナーからプレイヤーに ——先日、日本CRO(医薬品開発業務受託機関)協会会長に就任されました。CRO業界の今後をどうみていますか。 一木 これまでCROは製薬企業のパートナーという位置づけだったが、対等なプレイヤーになりたいと思っている。当協会は発足して約20年を迎えるが、この間CROの位置づけも変わった。かつては委託側の立場が上だった時期もあったが、今では関係性がフラットになってきた。米国のように完全に独立した形態に近づきつつあるのではないだろうか。 かつて国内CROは知名度が低く、どの製薬企業も活用してこなかった。CROについて法律に明記されていなかったことが背景にあった。それが97年施行の改正GCPで、CROを活用してもよいと明記された。これが転機だった。また、05年の改正薬事法に盛り込まれ、製造販売の分離も追い風となった。現在もGCP

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