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MR活動実態調査レポート

COPD治療薬、この1年の戦略

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析80

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2012年7月15日号

 今回取り上げたCOPD治療薬は、デバイスを使って服薬するという特殊な領域の薬剤である。COPDの特徴は、高脂血症や骨粗しょう症などと同様に服用効果が見えにくく、薬を飲んでいても、効果が見えないと患者は自ら服用を中止してしまう傾向にある。これがドロップアウトのひとつの要因となっている。 また、デバイスを活用するため、服用するためにデバイスの正しい使い方を習得する必要がある。高齢者が多い慢性疾患領域ではそう単純な話ではない。それは、患者にとって複雑怪奇であるばかりでなく、現在7社から4製品が発売されているが、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者も、すべてを正確に理解することに苦労していると聞く。「せめて各社のデバイスの名称などが統一されているだけでも違うのに」というのが医療従者の声だ。今後、製薬企業は患者服用支援を目的に連携し、使用機器の名...  今回取り上げたCOPD治療薬は、デバイスを使って服薬するという特殊な領域の薬剤である。COPDの特徴は、高脂血症や骨粗しょう症などと同様に服用効果が見えにくく、薬を飲んでいても、効果が見えないと患者は自ら服用を中止してしまう傾向にある。これがドロップアウトのひとつの要因となっている。 また、デバイスを活用するため、服用するためにデバイスの正しい使い方を習得する必要がある。高齢者が多い慢性疾患領域ではそう単純な話ではない。それは、患者にとって複雑怪奇であるばかりでなく、現在7社から4製品が発売されているが、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者も、すべてを正確に理解することに苦労していると聞く。「せめて各社のデバイスの名称などが統一されているだけでも違うのに」というのが医療従者の声だ。今後、製薬企業は患者服用支援を目的に連携し、使用機器の名称統

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