正念場を迎えた「SCM」構築
「クラウド型流通BMS」導入のメリット
第9回
2012年7月1日号
経済産業省の「流通BMS」(流通ビジネスメッセージ標準)という次世代EDI(企業間電子データ交換)が急ピッチで流通業界に広まっている。製・配・販連携協議会の「流通BMS導入宣言」もさることながら、80年代に日本チェーンストア協会(JCA)がまとめたJCA手順に基づくデータ交換方式が通用しなくなりそうな雲行きになってきたためだ。
日本の流通業では、GMS(総合スーパー)の台頭に伴い、電話回線を使ったEOS(オンライン受発注システム)やVAN(付加価値通信網)回線を活用した従来型のEDIが取引先とのデータ交換で主流を占めていた。だが、卸は専門スタッフを配置し、定時配信のたびに小売にアクセスしてデータを持ってこなければならなかった。しかも取引先ごとにデータのフォーマットが異なっているため、小売のデータを業界VANの標準フォーマットに変換して...
経済産業省の「流通BMS」(流通ビジネスメッセージ標準)という次世代EDI(企業間電子データ交換)が急ピッチで流通業界に広まっている。製・配・販連携協議会の「流通BMS導入宣言」もさることながら、80年代に日本チェーンストア協会(JCA)がまとめたJCA手順に基づくデータ交換方式が通用しなくなりそうな雲行きになってきたためだ。
日本の流通業では、GMS(総合スーパー)の台頭に伴い、電話回線を使ったEOS(オンライン受発注システム)やVAN(付加価値通信網)回線を活用した従来型のEDIが取引先とのデータ交換で主流を占めていた。だが、卸は専門スタッフを配置し、定時配信のたびに小売にアクセスしてデータを持ってこなければならなかった。しかも取引先ごとにデータのフォーマットが異なっているため、小売のデータを業界VANの標準フォーマットに変換してメー
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