そして調剤薬局はなくなった | 医薬経済オンライン

Holmes&Vaccine

そして調剤薬局はなくなった

第13回　〜在宅医療は救世主か〜

コイツ・ドナン

2012年7月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと、友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の将来像を占っている。ひと口に調剤薬局と言っても、街の個店（パパママ）薬局、大中小の調剤薬局チェーン、それにドラッグストアや医薬品卸が展開する薬局など、形態はさまざまだ。ホームズは、全体として日本の薬局数は多いと指摘する。服薬指導もできず、後発品の使用促進に協力しないうえ、薬価差に依存する調剤チェーンは淘汰されるべきだという考えだ。果たして調剤薬局市場は転換点を迎えるのか。推理は続く。  ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 　パイプをふかして、ネットショッピングのページを物色しているホームズの姿を眺めながら、私は思案していた。日本は調剤薬局の数が多すぎるというホームズの意見はわかる。薬価差ばかりを欲する調剤薬局にはいずれ、天罰が下るだろう。これも同意する。　気になるのは、大... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと、友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の将来像を占っている。ひと口に調剤薬局と言っても、街の個店（パパママ）薬局、大中小の調剤薬局チェーン、それにドラッグストアや医薬品卸が展開する薬局など、形態はさまざまだ。ホームズは、全体として日本の薬局数は多いと指摘する。服薬指導もできず、後発品の使用促進に協力しないうえ、薬価差に依存する調剤チェーンは淘汰されるべきだという考えだ。果たして調剤薬局市場は転換点を迎えるのか。推理は続く。  ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 　パイプをふかして、ネットショッピングのページを物色しているホームズの姿を眺めながら、私は思案していた。日本は調剤薬局の数が多すぎるというホームズの意見はわかる。薬価差ばかりを欲する調剤薬局にはいずれ、天罰が下るだろう。これも同意する。　気になるのは、大手

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