曲がり角を迎えた医薬「広告戦略」
必要なのは発想の転換と新たなコンセプト
2012年7月1日号
DTC(消費者直接)広告が許されていない日本で、クスリの広告と言えば昔も今もOTC薬の独壇場だ。発売から50周年を迎えた「リポビタンD」を筆頭格に、「正露丸」や「太田胃酸」など、キャッチフレーズやCM曲を聞くと製品名が直ちに浮かぶという成功事例も数多い。クスリの効能・効果を直接謳えず、費用対効果の面でも課題が残るとはいえ、企業イメージの向上や製品の販促活動には欠かせない、というのが業界に共通した現状認識だろう。
それを裏付けるかのように、電通がまとめた11年の業種別広告費をみると、「薬品・医療用品」業種の広告費は前年比▲1.7%の1435億4000万円だった。3年連続のマイナスではあるが、鎮痛・解熱剤や保健薬、湿布薬の広告は増加。媒体別でみても「雑誌」が前年実績を上回ったほか、「テレビ」も前年の水準を維持した。
原発事故や薄型テレビの販売不振で広告...
DTC(消費者直接)広告が許されていない日本で、クスリの広告と言えば昔も今もOTC薬の独壇場だ。発売から50周年を迎えた「リポビタンD」を筆頭格に、「正露丸」や「太田胃酸」など、キャッチフレーズやCM曲を聞くと製品名が直ちに浮かぶという成功事例も数多い。クスリの効能・効果を直接謳えず、費用対効果の面でも課題が残るとはいえ、企業イメージの向上や製品の販促活動には欠かせない、というのが業界に共通した現状認識だろう。
それを裏付けるかのように、電通がまとめた11年の業種別広告費をみると、「薬品・医療用品」業種の広告費は前年比▲1.7%の1435億4000万円だった。3年連続のマイナスではあるが、鎮痛・解熱剤や保健薬、湿布薬の広告は増加。媒体別でみても「雑誌」が前年実績を上回ったほか、「テレビ」も前年の水準を維持した。
原発事故や薄型テレビの販売不振で広告費を
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