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薬剤経済学

有効性比較研究の実際

第61回 HCVプロテアーゼ阻害剤2剤の間接比較(上)

2012年7月1日号

 シャン・リウらスタンフォード大学のチームによる「新しいプロテアーゼ阻害剤のC型肝炎治療—費用対効果分析」は少し珍しい研究である。 標準療法(ペグ・インターフェロン+リバビリン)に新薬を加えた時、HCV感染した慢性患者の生涯はどう変わるか。承認申請用の短期の臨床研究の発見と、肝臓線維化の進行と肝硬変など重い状態に発展する疾患リスクを統合した疾患推移モデルを構築し、余命、生活の質、費用の変化を長期推計する典型的な手法を用いている。さらにこの研究は、競い合って同時期(米承認2011年5月)にデビューした2新薬の分析を並行して進め、照合できるようにした。 患者群を揃えた「直接比較が必要」と断ったうえでの〝間接〟比較研究だ(アナルズ・オブ・インターナル・メディシン2012年2月21日)。 治療歴のない遺伝子型1HCV患者に対する標準療法+ボセプレビル(メルクの...  シャン・リウらスタンフォード大学のチームによる「新しいプロテアーゼ阻害剤のC型肝炎治療—費用対効果分析」は少し珍しい研究である。 標準療法(ペグ・インターフェロン+リバビリン)に新薬を加えた時、HCV感染した慢性患者の生涯はどう変わるか。承認申請用の短期の臨床研究の発見と、肝臓線維化の進行と肝硬変など重い状態に発展する疾患リスクを統合した疾患推移モデルを構築し、余命、生活の質、費用の変化を長期推計する典型的な手法を用いている。さらにこの研究は、競い合って同時期(米承認2011年5月)にデビューした2新薬の分析を並行して進め、照合できるようにした。 患者群を揃えた「直接比較が必要」と断ったうえでの〝間接〟比較研究だ(アナルズ・オブ・インターナル・メディシン2012年2月21日)。 治療歴のない遺伝子型1HCV患者に対する標準療法+ボセプレビル(メルクのビ

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