医薬経済オンライン

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OUTLOOK・欧米のMR事情

MR活動制限と医師への影響

第264回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2012年7月1日号

 日本でもMRとの面談を制限する医師の数が増えているが、欧米ではMR活動の規制はさらに厳しくなっている。MRの訪問が減ると、医師にどのような影響があるのだろうか。このテーマに関して、米国で新しい調査を実施したZS社のプラタップ・ヘッドカール氏のインタビュー記事が『ファーマエグゼクティブ』6月号に掲載されたので、内容を検証してみよう。 この新しい調査は、米国の医師約6〜7万人と、かなりの数を対象にしており、循環器医や内分泌専門医、プライマリケアの医師などをも含んでいる。調査は、とくに製品に関する2つの時期に焦点を当てている。ひとつは新製品の発売時期で、この時期は「ポジティブイベント」と言われている。もうひとつは、自社製品に対し当局から新たに「黒枠警告」という添付文書で最も注意を喚起するレベルの副作用情報が与えられた時期で「ネガティブイベント」...  日本でもMRとの面談を制限する医師の数が増えているが、欧米ではMR活動の規制はさらに厳しくなっている。MRの訪問が減ると、医師にどのような影響があるのだろうか。このテーマに関して、米国で新しい調査を実施したZS社のプラタップ・ヘッドカール氏のインタビュー記事が『ファーマエグゼクティブ』6月号に掲載されたので、内容を検証してみよう。 この新しい調査は、米国の医師約6〜7万人と、かなりの数を対象にしており、循環器医や内分泌専門医、プライマリケアの医師などをも含んでいる。調査は、とくに製品に関する2つの時期に焦点を当てている。ひとつは新製品の発売時期で、この時期は「ポジティブイベント」と言われている。もうひとつは、自社製品に対し当局から新たに「黒枠警告」という添付文書で最も注意を喚起するレベルの副作用情報が与えられた時期で「ネガティブイベント」と呼

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