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眺望 医薬街道

「がん」と共生できる環境が必要だ

近藤正觀

2012年7月1日号

 厚生労働省は6月8日、第2次がん基本計画を国会に報告した。07年に施行されたがん対策基本法に基づき、「がん対策推進基本計画」が策定されたが、それから5年経ったことから、第2次基本計画を立案、12年から16年までの実施をメドに見直すものだ。「がん」は81年から現在まで死亡原因のトップである。10年には年間に35万人が「がん」で死亡し、将来は2人に1人が「がん」で死亡すると言われている。20歳から64歳までのうち、毎年約22万人が「がん」に罹患し、7万人が「がん」で死亡している。死因トップとなるのは40歳代からで、高齢者だけではなく、大黒柱として働き盛りの世代にも大きな影響を及ぼす。また、小児についても深刻な状況で、「小児がん」は小児の病死原因の第1位である。「がん」医療における治療は、近年、効果が高い連携・チーム医療が増えている。拠点病院では、手術療法、放射線療法、...  厚生労働省は6月8日、第2次がん基本計画を国会に報告した。07年に施行されたがん対策基本法に基づき、「がん対策推進基本計画」が策定されたが、それから5年経ったことから、第2次基本計画を立案、12年から16年までの実施をメドに見直すものだ。「がん」は81年から現在まで死亡原因のトップである。10年には年間に35万人が「がん」で死亡し、将来は2人に1人が「がん」で死亡すると言われている。20歳から64歳までのうち、毎年約22万人が「がん」に罹患し、7万人が「がん」で死亡している。死因トップとなるのは40歳代からで、高齢者だけではなく、大黒柱として働き盛りの世代にも大きな影響を及ぼす。また、小児についても深刻な状況で、「小児がん」は小児の病死原因の第1位である。「がん」医療における治療は、近年、効果が高い連携・チーム医療が増えている。拠点病院では、手術療法、放射線療法、化

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