医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

深層◎薬価制度改革

後発品と同一価格の「その時期」

長期収載品「引き下げ」の選択肢

2012年6月15日号

 この問題は、やはりすべての医薬品業界関係者の神経を尖らせるもののようだ。 「長期収載品と後発品の薬価のあり方」  幾度となく見直しが行われた薬価制度だが、常に中心にあり続けたテーマが、長期収載品である。薬価改定から2ヵ月強しか経っていない6月6日。中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で議論が始まった。  その様子を見た市場関係者はこう指摘した。 「中医協の議論を知った投資家が浮足立っている。どういう方向で決着するのか。単刀直入に言えば『長期収載品の薬価を下げることになるのか』だ」  確かに6日の薬価専門部会での議論を見れば、投資家が慌てるのも頷ける。  今や「中医協で薬価問題が出るならば、私が話す」との使命感を帯びた京都府医師会副会長の安達秀樹委員が辛辣な意見を口にする。厚生労働省保険局医療課が示した「長期収載品の薬価改定の特例ルール(引き下げ...  この問題は、やはりすべての医薬品業界関係者の神経を尖らせるもののようだ。 「長期収載品と後発品の薬価のあり方」  幾度となく見直しが行われた薬価制度だが、常に中心にあり続けたテーマが、長期収載品である。薬価改定から2ヵ月強しか経っていない6月6日。中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で議論が始まった。  その様子を見た市場関係者はこう指摘した。 「中医協の議論を知った投資家が浮足立っている。どういう方向で決着するのか。単刀直入に言えば『長期収載品の薬価を下げることになるのか』だ」  確かに6日の薬価専門部会での議論を見れば、投資家が慌てるのも頷ける。  今や「中医協で薬価問題が出るならば、私が話す」との使命感を帯びた京都府医師会副会長の安達秀樹委員が辛辣な意見を口にする。厚生労働省保険局医療課が示した「長期収載品の薬価改定の特例ルール(引き下げ)

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence