医薬経済オンライン

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サノフィのなりふり構わぬ「アレグラ」対策

後発品で沢井に「警告状」、OTCスイッチも

2012年6月15日号

11年末に沢井は東京地裁に提訴 11年12月、沢井製薬のもとにサノフィ・アベンティスから1通の「警告状」が届いた。  警告状は、サノフィが製造販売する抗アレルギー剤「アレグラ」(一般名=フェキソフェナジン塩酸塩)の特許権を、沢井製薬が侵害しないよう求めるもので、もし後発品の製造販売承認を申請するようなことがあれば、「特許侵害訴訟を提起する」と記載していた。  当時、後発品については、今年6月に収載予定の製品が2月に承認される見通しにあった。サノフィは、沢井が2月にアレグラの後発品の承認を得ようとしていると予想し、この警告状を送付した。  先発品企業による後発品企業へのこのような警告は、たびたび見られるが、必ずしも後発品企業が従うとは限らない。警告を無視して後発品が販売されることもある。その場合、先発品企業が特許侵害訴訟を起こすことになるが、今回は少... 11年末に沢井は東京地裁に提訴 11年12月、沢井製薬のもとにサノフィ・アベンティスから1通の「警告状」が届いた。  警告状は、サノフィが製造販売する抗アレルギー剤「アレグラ」(一般名=フェキソフェナジン塩酸塩)の特許権を、沢井製薬が侵害しないよう求めるもので、もし後発品の製造販売承認を申請するようなことがあれば、「特許侵害訴訟を提起する」と記載していた。  当時、後発品については、今年6月に収載予定の製品が2月に承認される見通しにあった。サノフィは、沢井が2月にアレグラの後発品の承認を得ようとしていると予想し、この警告状を送付した。  先発品企業による後発品企業へのこのような警告は、たびたび見られるが、必ずしも後発品企業が従うとは限らない。警告を無視して後発品が販売されることもある。その場合、先発品企業が特許侵害訴訟を起こすことになるが、今回は少し様

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