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Holmes&Vaccine

そして調剤薬局はなくなった

第12回 〜薬価差と調剤報酬に頼らない時代〜

コイツ・ドナン

2012年6月15日号

【あらすじ】日本の調剤薬局の将来はどうなるのか。医薬品探偵ホームズと、友人で医師のワクチン博士は推理を続けている。調剤薬局は、医薬分業が進んだことでわが世の春を謳歌してきたが、彼らは日本の医療のため、患者のために何をしているのか。例えば、先発品を安価な後発品に替えて医療費を抑えるといったことはしているのか、あるいは丁寧な服薬指導は行っているのか。ホームズとワクチン博士は「ほとんど行われていないのではないか」と懐疑的だ。調剤薬局に注がれる視線は厳しい。生き残る道はあるのだろうか。  ホームズが友人へのプレゼントをネットショッピングで探している傍ら、私は腕を組んで考えていた。 「調剤報酬のカットと、株式会社による経営の禁止」  私の頭のなかに浮かんだ調剤薬局の将来像だ。どうも私は、「調剤薬局不要論」に完全に傾斜しているらしい。この医療費の厳し... 【あらすじ】日本の調剤薬局の将来はどうなるのか。医薬品探偵ホームズと、友人で医師のワクチン博士は推理を続けている。調剤薬局は、医薬分業が進んだことでわが世の春を謳歌してきたが、彼らは日本の医療のため、患者のために何をしているのか。例えば、先発品を安価な後発品に替えて医療費を抑えるといったことはしているのか、あるいは丁寧な服薬指導は行っているのか。ホームズとワクチン博士は「ほとんど行われていないのではないか」と懐疑的だ。調剤薬局に注がれる視線は厳しい。生き残る道はあるのだろうか。  ホームズが友人へのプレゼントをネットショッピングで探している傍ら、私は腕を組んで考えていた。 「調剤報酬のカットと、株式会社による経営の禁止」  私の頭のなかに浮かんだ調剤薬局の将来像だ。どうも私は、「調剤薬局不要論」に完全に傾斜しているらしい。この医療費の厳しいご

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