医薬経済オンライン

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Holmes&Vaccine

そして調剤薬局はなくなった

第11回 〜薬剤師は何をしているのか〜

コイツ・ドナン

2012年6月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の将来像を占っている。調剤薬局が問題視されている理由である「薬価差」については、消費税を外税にすることで、縮小に向かうと推理した。これで調剤薬局は卸に対し「消費税分も値引きしろ」と言えなくなるし、患者から預かった消費税が社会保障費に充当されていると想像できれば、薬価差で儲けようという気も失せるはずだ。ホームズはそう考えた。それならば、株式会社で運営していても批判は少ないだろう。推理はなおも続く。  なぜ、医療機関で調剤薬局だけが唯一株式会社化を許されたのだろうか。それがどうしても腑に落ちなかった。もちろん、株式会社を禁止するのは現実ではない。ただ、税金と保険料で碌を食む調剤薬局が肥大化していいはずもない。私は決して、日本の産業について深い造詣はあるわけではないが、... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の将来像を占っている。調剤薬局が問題視されている理由である「薬価差」については、消費税を外税にすることで、縮小に向かうと推理した。これで調剤薬局は卸に対し「消費税分も値引きしろ」と言えなくなるし、患者から預かった消費税が社会保障費に充当されていると想像できれば、薬価差で儲けようという気も失せるはずだ。ホームズはそう考えた。それならば、株式会社で運営していても批判は少ないだろう。推理はなおも続く。  なぜ、医療機関で調剤薬局だけが唯一株式会社化を許されたのだろうか。それがどうしても腑に落ちなかった。もちろん、株式会社を禁止するのは現実ではない。ただ、税金と保険料で碌を食む調剤薬局が肥大化していいはずもない。私は決して、日本の産業について深い造詣はあるわけではないが、税金

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