乳がん患者400名の生活調査
『社会的痛み』を明らかに
第1回
桜井なおみ 一般社団法人CSRプロジェクト代表理事
協力:エーザイ株式会社
2012年6月1日号
「社会的痛み」(ソーシャル・ペイン)という言葉をご存知だろうか。厚生労働省が次期がん対策推進基本計画(左上図参照)で示した考え方によると、がん患者が感じる「身体的苦痛」「社会的苦痛」「心理的苦痛」「霊的苦痛(スピリチュアルペイン)」の4種類ある「痛み」のひとつになる。
要は患者が、職場や家庭といった社会生活を送るさまざまな場面のなかで感じる痛みのことだ。
がん対策は現在審議されている社会保障制度改革でも主要課題であり、製薬企業も治療薬の開発に力を入れている。
次期対策では、放射線療法や化学療法のさらなる充実や、がん登録の推進、がんと診断されたときからの緩和ケアの推進などが示されている。
それとともに、働く世代のがん対策の充実が謳われており、「生きる意欲を持ち続けられるような社会づくり」が課題となっている。
その意味で、この世代のがん...
「社会的痛み」(ソーシャル・ペイン)という言葉をご存知だろうか。厚生労働省が次期がん対策推進基本計画(左上図参照)で示した考え方によると、がん患者が感じる「身体的苦痛」「社会的苦痛」「心理的苦痛」「霊的苦痛(スピリチュアルペイン)」の4種類ある「痛み」のひとつになる。
要は患者が、職場や家庭といった社会生活を送るさまざまな場面のなかで感じる痛みのことだ。
がん対策は現在審議されている社会保障制度改革でも主要課題であり、製薬企業も治療薬の開発に力を入れている。
次期対策では、放射線療法や化学療法のさらなる充実や、がん登録の推進、がんと診断されたときからの緩和ケアの推進などが示されている。
それとともに、働く世代のがん対策の充実が謳われており、「生きる意欲を持ち続けられるような社会づくり」が課題となっている。
その意味で、この世代のがん患
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