医薬経済オンライン

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深層◎診療報酬改定

やっぱり医者は20円が欲しい

一般名処方加算は再診料の「補填」だった

2012年5月15日号

「大幅減収だ」 「薬局が潰れるぞ」  12年度調剤報酬改定の目玉だった「薬剤服用歴管理指導料」の見直しを巡って、全国の薬局関係者が慌てふためいた。2月から3月にかけての話だ。  今回の改定で、薬歴を基に情報提供する薬歴管理料(30点)に、お薬手帳への記載が必要な「薬剤情報提供料」(15点)を統合し、新点数は41点に決まった。  要件を厳格に解釈すると、「お薬手帳は必要ない」と断る患者に対して、41点が取れず0点になるため、減収は不可避との観測が広がった。  ところが、実際に4月に入ってどうか。お薬手帳の「断固拒否が相次ぎ、減収だ」と嘆く声は、まったくと言っていいほど聞こえてこない。「意外とすんなり受け取ってもらえる」と拍子抜けする向きが多い。  薬局経営者の間では、「アホな連中たちが、バカみたいに騒いでいただけ」と、“自分たち以外”が「空騒ぎしていた」過去の... 「大幅減収だ」 「薬局が潰れるぞ」  12年度調剤報酬改定の目玉だった「薬剤服用歴管理指導料」の見直しを巡って、全国の薬局関係者が慌てふためいた。2月から3月にかけての話だ。  今回の改定で、薬歴を基に情報提供する薬歴管理料(30点)に、お薬手帳への記載が必要な「薬剤情報提供料」(15点)を統合し、新点数は41点に決まった。  要件を厳格に解釈すると、「お薬手帳は必要ない」と断る患者に対して、41点が取れず0点になるため、減収は不可避との観測が広がった。  ところが、実際に4月に入ってどうか。お薬手帳の「断固拒否が相次ぎ、減収だ」と嘆く声は、まったくと言っていいほど聞こえてこない。「意外とすんなり受け取ってもらえる」と拍子抜けする向きが多い。  薬局経営者の間では、「アホな連中たちが、バカみたいに騒いでいただけ」と、“自分たち以外”が「空騒ぎしていた」過去の話

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