医薬経済オンライン

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新語に冷めた目の兼業メーカー 

「エスタブリッシュ」との競争に勝ち残れるか

2012年5月15日号

当初は苦労の連続「私は外部に露骨には言いませんが、ハッキリ言って、うちがずっとやってきたことをそのまま彼らがやろうとしているんだ、というふうに感じています」  日本ケミファの幹部は、やや冷めた目線で解説する。今、製薬業界内で「賑わい」を見せている長期収載品(先発品)と後発品をひとまとめにして新薬系メーカーが売り出す「エスタブリッシュ」のことである。  他社に先駆けて後発品事業に本格参入したものの、各方面から誹謗されながら粒々辛苦し、国の後発品使用促進という時機に乗って、ようやく市民権を獲得した「兼業メーカー」は、新薬系メーカーで流行りのエスタブリッシュという概念が面白くない。  それもそのはずで、経営体力がケタ違いとはいえ、ファイザーを筆頭として新薬系メーカーが次々と打ち出すエスタブリッシュ戦略が、自社を含めた兼業メーカーの軌跡とことごと... 当初は苦労の連続「私は外部に露骨には言いませんが、ハッキリ言って、うちがずっとやってきたことをそのまま彼らがやろうとしているんだ、というふうに感じています」  日本ケミファの幹部は、やや冷めた目線で解説する。今、製薬業界内で「賑わい」を見せている長期収載品(先発品)と後発品をひとまとめにして新薬系メーカーが売り出す「エスタブリッシュ」のことである。  他社に先駆けて後発品事業に本格参入したものの、各方面から誹謗されながら粒々辛苦し、国の後発品使用促進という時機に乗って、ようやく市民権を獲得した「兼業メーカー」は、新薬系メーカーで流行りのエスタブリッシュという概念が面白くない。  それもそのはずで、経営体力がケタ違いとはいえ、ファイザーを筆頭として新薬系メーカーが次々と打ち出すエスタブリッシュ戦略が、自社を含めた兼業メーカーの軌跡とことごとく類

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