「第1類」解禁阻む薬事法の壁
医薬品ネット販売訴訟、厚労省の落とし所は
2012年5月15日号
ケンコーコムの後藤社長は強気の姿勢「当然、国家賠償も考えますよ」
4月26日、東京高等裁判所が出した一般用医薬品のインターネット販売に対する判決を受け、勝訴したケンコーコムの後藤玄利社長は語気を強めた。
ネットを通して医薬品を販売する株式会社ケンコーコム(福岡県)と有限会社ウェルネット(神奈川県)は、第1類・第2類医薬品のネット販売を禁止した改正薬事法の「省令」を不服とし09年5月に訴訟を提起。省令の無効を訴えるとともに、第1類・第2類医薬品を販売できることの確認を求めてきた。
第一審の東京地方裁判所が10年3月に出した判決では、対面販売に比べて、ネット販売は購入者の状態を的確に把握し、すぐに相談に応じることが困難との理由で敗訴した。だが、今回判決を出した第二審の東京高裁は、一審判決の一部を取り消し、ケンコーコムらに第1類・第2類のOTC薬をネット...
ケンコーコムの後藤社長は強気の姿勢「当然、国家賠償も考えますよ」
4月26日、東京高等裁判所が出した一般用医薬品のインターネット販売に対する判決を受け、勝訴したケンコーコムの後藤玄利社長は語気を強めた。
ネットを通して医薬品を販売する株式会社ケンコーコム(福岡県)と有限会社ウェルネット(神奈川県)は、第1類・第2類医薬品のネット販売を禁止した改正薬事法の「省令」を不服とし09年5月に訴訟を提起。省令の無効を訴えるとともに、第1類・第2類医薬品を販売できることの確認を求めてきた。
第一審の東京地方裁判所が10年3月に出した判決では、対面販売に比べて、ネット販売は購入者の状態を的確に把握し、すぐに相談に応じることが困難との理由で敗訴した。だが、今回判決を出した第二審の東京高裁は、一審判決の一部を取り消し、ケンコーコムらに第1類・第2類のOTC薬をネット販
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