医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

“縮小”を始めても重要な米国市場

第62回

医薬評論家 五條正也

2012年5月15日号

 4月4日にIMSヘルスから11年の米国に関するデータが発表され、11年の医薬品市場は3・7%増の3200億ドルとなった。ただし、この増加はインフレ(値上げ)と人口増によるもので、その影響を除外すれば、1人当たり薬剤費の伸びは0・5%増という。  このデータは毎年公表されているが、製薬大手が発表している米国売上高を見ていると、実際の市場が伸びているとは言い難い。米国の上位品目のいくつかの売上高は億ドル単位で数字が示されているので、実際のメーカーの公表数字とIMSの数字を比較しよう。  4月4日にIMSヘルスから11年の米国に関するデータが発表され、11年の医薬品市場は3・7%増の3200億ドルとなった。ただし、この増加はインフレ(値上げ)と人口増によるもので、その影響を除外すれば、1人当たり薬剤費の伸びは0・5%増という。  このデータは毎年公表されているが、製薬大手が発表している米国売上高を見ていると、実際の市場が伸びているとは言い難い。米国の上位品目のいくつかの売上高は億ドル単位で数字が示されているので、実際のメーカーの公表数字とIMSの数字を比較しよう。

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