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海外時報

ファイザー、「規模縮小」の成否

効率的R&Dモデルは機能するか

2012年5月15日号

 12年1〜3月期の収益は▲19%、売上高は▲8%という米ファイザーの業績を、投資家は「織り込み済み」と冷静に受け入れた。実際、一時費用を除いた1株当たり収益58セントは、前年同期比で2セントの減少だが、アナリスト予測平均を2セント上回っている。  全事業(154億ドル)の85%を占める医薬品ビジネスは、売上高を8%落とした。米国内で「リピトール」(一般名アトルバスタチン)が▲71%(3.83億ドル)、世界売上高も14億ドルにとどまった(▲42.0%)ためだ。  世界最大の売上高を誇った脂質低減剤は、わずか3ヵ月で9.90億ドルも減少した。その大半は米国に集中したが、間もなく米国分はその残りも消失し、米国外の減少速度を増していくことが確実視されている。  昨年11月末に独占期間が切れた米国では、ジェネリック先発権を持つランバクシー(インド)と、ファイザーから製剤供給(オーソライズ...  12年1〜3月期の収益は▲19%、売上高は▲8%という米ファイザーの業績を、投資家は「織り込み済み」と冷静に受け入れた。実際、一時費用を除いた1株当たり収益58セントは、前年同期比で2セントの減少だが、アナリスト予測平均を2セント上回っている。  全事業(154億ドル)の85%を占める医薬品ビジネスは、売上高を8%落とした。米国内で「リピトール」(一般名アトルバスタチン)が▲71%(3.83億ドル)、世界売上高も14億ドルにとどまった(▲42.0%)ためだ。  世界最大の売上高を誇った脂質低減剤は、わずか3ヵ月で9.90億ドルも減少した。その大半は米国に集中したが、間もなく米国分はその残りも消失し、米国外の減少速度を増していくことが確実視されている。  昨年11月末に独占期間が切れた米国では、ジェネリック先発権を持つランバクシー(インド)と、ファイザーから製剤供給(オーソライズド

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