MR活動実態調査レポート
一般名処方と認知症薬の動向
新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析78
エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久
2012年5月15日号
一般名処方の動向が製薬企業の間で大きな話題となっている。それは、MR活動と一般名処方に因果関係があるからだ。これは、銘柄名処方のケースだが、ある大型の長期収載品のMR活動実態を調べたところ、ディテール(D)活動を大幅に縮小した瞬間に、当該製品の処方そのものが大幅に減少し、なおかつ後発品のシェアが増加した。 一般名処方が、厚生労働省の思惑通りに成功するか否かは、先発品企業のD体制の変化に左右されると言える。 実際に、保険薬局を取材すると、一般名処方の処方箋が発行されても、医療機関サイドから「先発品で調剤するように」との天の声も聞こえてくることがあるとのこと。医師とMRの関係は今なお処方に多大なる影響を及ぼしている証と言えるだろう。 医療機関は一般名処方を出したが、調剤薬局が先発品を調剤した場合でも、医療機関は2点加算が取得できる。つまり、...
一般名処方の動向が製薬企業の間で大きな話題となっている。それは、MR活動と一般名処方に因果関係があるからだ。これは、銘柄名処方のケースだが、ある大型の長期収載品のMR活動実態を調べたところ、ディテール(D)活動を大幅に縮小した瞬間に、当該製品の処方そのものが大幅に減少し、なおかつ後発品のシェアが増加した。 一般名処方が、厚生労働省の思惑通りに成功するか否かは、先発品企業のD体制の変化に左右されると言える。 実際に、保険薬局を取材すると、一般名処方の処方箋が発行されても、医療機関サイドから「先発品で調剤するように」との天の声も聞こえてくることがあるとのこと。医師とMRの関係は今なお処方に多大なる影響を及ぼしている証と言えるだろう。 医療機関は一般名処方を出したが、調剤薬局が先発品を調剤した場合でも、医療機関は2点加算が取得できる。つまり、「2
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録