OUTLOOK・欧米のMR事情
医薬品営業の仮説検証
第261回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2012年5月15日号
かつて欧米では医師が情報の多くを独占し、処方の決定にただひとり責任を負っていたが、今や支払者、患者、その他の関係者などのパワーが高まり、治療や処方などの裁量権が減っているのが現状である。そのうえ、ジェネリックの台頭など多くのプレッシャーがあり、製薬企業がMR数を減らすのは、妥当な方策とされる。 製薬企業の営業幹部は生き残る方策について、以下の仮説を考える傾向にあるという。この仮説をデータ活用などで検証したうえで、MRの顧客面談の役目と戦略に関して熟考しなければ、さらなる問題に直面するかもしれない。メドアドニュース12年3月号の小論を参考に検証してみよう。仮説①MR数の削減で、各製品のディテーリング数は減る。 キャンベル・アライアンスのMPAデータによると、11年時点で、米国のMR数は、08年に比べ16%減っているという。にもかかわらず、同時期の...
かつて欧米では医師が情報の多くを独占し、処方の決定にただひとり責任を負っていたが、今や支払者、患者、その他の関係者などのパワーが高まり、治療や処方などの裁量権が減っているのが現状である。そのうえ、ジェネリックの台頭など多くのプレッシャーがあり、製薬企業がMR数を減らすのは、妥当な方策とされる。 製薬企業の営業幹部は生き残る方策について、以下の仮説を考える傾向にあるという。この仮説をデータ活用などで検証したうえで、MRの顧客面談の役目と戦略に関して熟考しなければ、さらなる問題に直面するかもしれない。メドアドニュース12年3月号の小論を参考に検証してみよう。仮説①MR数の削減で、各製品のディテーリング数は減る。 キャンベル・アライアンスのMPAデータによると、11年時点で、米国のMR数は、08年に比べ16%減っているという。にもかかわらず、同時期のトッ
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