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眺望 医薬街道

これでは後発品が促進されない

近藤正觀

2012年5月15日号

 12年度調剤報酬改定で、薬剤服用歴管理指導料(30点)と、薬剤情報提供料(15点)が包括され、新たな「薬剤服用歴管理指導料」として41点となった。この請求には、①患者に薬剤情報提供文書を提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと②患者または家族などから服薬状況に関する情報を収集すること③薬剤の名称、用法・用量や、注意すべき事項などを手帳に記載すること④患者または家族などから服薬していないものの有無の確認⑤投薬された薬剤の後発品に関する情報(後発品の有無及び価格に関する情報を含む)を患者に提供すること──が前提だ。すなわち残薬の有無の確認、後発品に関する情報提供、お薬手帳を通じた情報提供が管理指導料に包括されたと理解できる。 後発品の使用促進策としては、調剤数量割合の見直しも同時に行われ、20%(6点)は22%(5点)、25%(13点)が30%(15点)、30%...  12年度調剤報酬改定で、薬剤服用歴管理指導料(30点)と、薬剤情報提供料(15点)が包括され、新たな「薬剤服用歴管理指導料」として41点となった。この請求には、①患者に薬剤情報提供文書を提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと②患者または家族などから服薬状況に関する情報を収集すること③薬剤の名称、用法・用量や、注意すべき事項などを手帳に記載すること④患者または家族などから服薬していないものの有無の確認⑤投薬された薬剤の後発品に関する情報(後発品の有無及び価格に関する情報を含む)を患者に提供すること──が前提だ。すなわち残薬の有無の確認、後発品に関する情報提供、お薬手帳を通じた情報提供が管理指導料に包括されたと理解できる。 後発品の使用促進策としては、調剤数量割合の見直しも同時に行われ、20%(6点)は22%(5点)、25%(13点)が30%(15点)、30%(1

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