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話題の焦点

「降圧剤に反応しない血圧」

2012年5月1日号

 現在服用中の薬で、血圧が概ね安定しているというのに、突然のトラブルで体調が乱されてしまうことが決して少なくない。 とくに高齢者では、嫁姑問題や跡継ぎのこと、財産管理などなど、何かと心乱されることばかり。こうした身近なトラブルに併せ、ときには予期せぬ天災地変の到来で血圧がピンと跳ね上がる。そのたびに、単純に薬の量を増やしたり、より強い降圧剤に変更しようとうろたえるのは、迷医のそしりを免れない。 こうしたケースでは、降圧剤に反応しないことが多く、まずはうつ状態に対する治療法を優先すべきと言う。 この考え方は、あの9・11同時多発テロ後、あるいは阪神・淡路大震災後に、精神科医のサポートのもと、適切なうつ病対策が大きな効果をあげ、明確に実証されている。 東日本大震災でも、多くの高齢者が不安な日々を送っている。ストレス性高血圧に有効適切な治療が施さ...  現在服用中の薬で、血圧が概ね安定しているというのに、突然のトラブルで体調が乱されてしまうことが決して少なくない。 とくに高齢者では、嫁姑問題や跡継ぎのこと、財産管理などなど、何かと心乱されることばかり。こうした身近なトラブルに併せ、ときには予期せぬ天災地変の到来で血圧がピンと跳ね上がる。そのたびに、単純に薬の量を増やしたり、より強い降圧剤に変更しようとうろたえるのは、迷医のそしりを免れない。 こうしたケースでは、降圧剤に反応しないことが多く、まずはうつ状態に対する治療法を優先すべきと言う。 この考え方は、あの9・11同時多発テロ後、あるいは阪神・淡路大震災後に、精神科医のサポートのもと、適切なうつ病対策が大きな効果をあげ、明確に実証されている。 東日本大震災でも、多くの高齢者が不安な日々を送っている。ストレス性高血圧に有効適切な治療が施され

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