医薬経済オンライン

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Holmes&Vaccine

そして調剤薬局はなくなった

第9回 〜薬価差解消策はあるのか〜

コイツ・ドナン

2012年5月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の調剤薬局の動向を占っている。ホームズは、調剤薬局にジェネリックの使用を促すには「マキシマム・アローアンス・コスト」と呼ばれる処方箋当たりの上限価格を設定し、超過分は調剤薬局が負担する仕組みにすればいいとの結論を出した。が、どちらかというと、ジェネリック促進が主体だろう。調剤薬局を根本から変えるには「薬価制度」を見直すしかない。ターゲットは薬価差のようだ。ホームズは何を考えているのか。  ホームズが紅茶を淹れにキッチンに向かっている間、私は考えていた。日本では、調剤薬局と薬価差が問題になっている。例えば、調剤薬局が薬価差を貪っていると指摘されると、調剤薬局チェーンの経営者は当然ながら怒り、そしてこう言い返すという。「薬価差は適正だ」と。日本にいる友人の医師に「適正な薬価差とは何か... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、日本の調剤薬局の動向を占っている。ホームズは、調剤薬局にジェネリックの使用を促すには「マキシマム・アローアンス・コスト」と呼ばれる処方箋当たりの上限価格を設定し、超過分は調剤薬局が負担する仕組みにすればいいとの結論を出した。が、どちらかというと、ジェネリック促進が主体だろう。調剤薬局を根本から変えるには「薬価制度」を見直すしかない。ターゲットは薬価差のようだ。ホームズは何を考えているのか。  ホームズが紅茶を淹れにキッチンに向かっている間、私は考えていた。日本では、調剤薬局と薬価差が問題になっている。例えば、調剤薬局が薬価差を貪っていると指摘されると、調剤薬局チェーンの経営者は当然ながら怒り、そしてこう言い返すという。「薬価差は適正だ」と。日本にいる友人の医師に「適正な薬価差とは何か」と

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