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医薬経済気象台

IMFが世界経済予想を上方修正

2012年5月1日号

 IMF(国際通貨基金)が4月17日、最新の世界経済見通しを発表した。今年1月の見通しでは昨年10月予想の4%から3.3%に引き下げていたが、今回は3.5%に上方修正した。1月の下方修正はユーロ危機、そのほかの地域の脆弱性を理由にしていた。だが、今回の上方修正は欧州金融市場が落ち着きを取り戻した、各国中央銀行が緩和政策を続けている、日本やタイの復興需要が見込まれることを理由に挙げた。ただ、欧州危機はまだ燻っており、さらに原油価格高騰が成長を鈍らせる懸念があるため、世界経済が改善の動きにありながらも、まだ脆弱性は消えていないとしている。  新しい予想は先進国では米国が2.1%で0.3ポイント、日本が2.0%で0.4ポイントの上方修正となった。注目のユーロ圏は▲0.3%、1月の▲0.5%から0・2ポイントの上方修正だ。新興国・途上国は全体で5.7%と0.2ポイントの上方修正。そのうち...  IMF(国際通貨基金)が4月17日、最新の世界経済見通しを発表した。今年1月の見通しでは昨年10月予想の4%から3.3%に引き下げていたが、今回は3.5%に上方修正した。1月の下方修正はユーロ危機、そのほかの地域の脆弱性を理由にしていた。だが、今回の上方修正は欧州金融市場が落ち着きを取り戻した、各国中央銀行が緩和政策を続けている、日本やタイの復興需要が見込まれることを理由に挙げた。ただ、欧州危機はまだ燻っており、さらに原油価格高騰が成長を鈍らせる懸念があるため、世界経済が改善の動きにありながらも、まだ脆弱性は消えていないとしている。  新しい予想は先進国では米国が2.1%で0.3ポイント、日本が2.0%で0.4ポイントの上方修正となった。注目のユーロ圏は▲0.3%、1月の▲0.5%から0・2ポイントの上方修正だ。新興国・途上国は全体で5.7%と0.2ポイントの上方修正。そのうちB

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