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迅速保険導入加算は不可解なルール

2012年5月1日号

 12年度保険医療材料制度の見直しにより、迅速な保険導入に係る評価が試行的に導入された。これは、デバイスラグを改善する観点から、加算要件を満たすような有用性が高い新規医療材料について、新規機能区分に追加して、価格改定に拘わらず、その有用性を評価する制度である。 医薬品の薬価基準は、医療機器では「特定保険医療材料価格基準」になるが、要は、医療機器の償還価格制度のことである。だが、すべての医療機器に償還価格がついておらず、かなりの医療機器は技術料に包括されている。償還価格が設定されている医療機器は、日本の医療機器市場の約4割とされるが正確な数字はわからない。 医薬品と異なり、医療機器は機能区分別収載方式によって同じ機能を有するとされる数社の異なる製品が一括りに束ねられ同一償還価格がつけられている。2年に1度の償還価格改定は、各機能区分の市場実勢価...  12年度保険医療材料制度の見直しにより、迅速な保険導入に係る評価が試行的に導入された。これは、デバイスラグを改善する観点から、加算要件を満たすような有用性が高い新規医療材料について、新規機能区分に追加して、価格改定に拘わらず、その有用性を評価する制度である。 医薬品の薬価基準は、医療機器では「特定保険医療材料価格基準」になるが、要は、医療機器の償還価格制度のことである。だが、すべての医療機器に償還価格がついておらず、かなりの医療機器は技術料に包括されている。償還価格が設定されている医療機器は、日本の医療機器市場の約4割とされるが正確な数字はわからない。 医薬品と異なり、医療機器は機能区分別収載方式によって同じ機能を有するとされる数社の異なる製品が一括りに束ねられ同一償還価格がつけられている。2年に1度の償還価格改定は、各機能区分の市場実勢価の

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