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話題の焦点

「地震酔い」

2012年4月15日号

 船から降りて、あるいは長時間飛行機に搭乗した後、身体がよろめき揺れるような妙な感覚に襲われることがある。 これは「下船病」と言われるものだが、その仲間に、東日本大震災を契機に、主に女性を中心に多発した「地震酔い」がある。 幸い通常は一過性で済み、長くとも2日もすれば消失する。  一方、これよりやや長期持続傾向のあるものに「動揺病」がある。文明の発達に伴ってさまざまな乗り物を利用するようになったが、人間本来の“歩く”“走る”能力以上の加速度に適合できないために生じたものとされる。 通例、「乗り物酔い」と言われ、また「加速度病」とも言われる。 聴力検査、平衡機能検査、画像検査などで異常所見を示すことはめったにない。なぜ症状がダラダラ続くのか未だ不明である。近代、目覚ましく進んだ医学研究であるが、これを解明する速度にはまだ追いつけない。 (ヤット...  船から降りて、あるいは長時間飛行機に搭乗した後、身体がよろめき揺れるような妙な感覚に襲われることがある。 これは「下船病」と言われるものだが、その仲間に、東日本大震災を契機に、主に女性を中心に多発した「地震酔い」がある。 幸い通常は一過性で済み、長くとも2日もすれば消失する。  一方、これよりやや長期持続傾向のあるものに「動揺病」がある。文明の発達に伴ってさまざまな乗り物を利用するようになったが、人間本来の“歩く”“走る”能力以上の加速度に適合できないために生じたものとされる。 通例、「乗り物酔い」と言われ、また「加速度病」とも言われる。 聴力検査、平衡機能検査、画像検査などで異常所見を示すことはめったにない。なぜ症状がダラダラ続くのか未だ不明である。近代、目覚ましく進んだ医学研究であるが、これを解明する速度にはまだ追いつけない。 (ヤットコ

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