深層◎日医会長選
キャスティングボート握った大阪府医
Part3 元日医会長のジレンマ
辰濃哲郎
2012年4月15日号
選挙終了後に記者会見に応じる横倉会長(左から2番目) 3月14日、大阪駅に程近いザ・リッツ・カールトン大阪の会議室で、元日本医師会長で大阪府医師会の顧問を務める植松治雄氏は、若い府医幹部らを前に、重い口を開いた。
「もし私と伯井君だったら、負け戦とわかっていても、全国を回り倒して原中君の支持を訴えていただろう。そこのところを、よく理解しておきなさいよ」
「伯井君」とは、大阪府医会長の伯井俊明氏のことだ。半月後に控えた日医会長選で、現職会長の原中勝征氏ではなく、対抗して出馬する現職副会長の横倉義武氏に着くことを決めた若手幹部への苦言だった。
大阪府医はこの間、迷走を極めた。
1ヵ月前の2月12日、同じリッツ・カールトンで地元選出の梅村聡参院議員後援会が主催する誕生日会が開かれた。この時点で原中氏は続投を表明しており、横倉氏の出馬も濃厚だった。
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選挙終了後に記者会見に応じる横倉会長(左から2番目) 3月14日、大阪駅に程近いザ・リッツ・カールトン大阪の会議室で、元日本医師会長で大阪府医師会の顧問を務める植松治雄氏は、若い府医幹部らを前に、重い口を開いた。
「もし私と伯井君だったら、負け戦とわかっていても、全国を回り倒して原中君の支持を訴えていただろう。そこのところを、よく理解しておきなさいよ」
「伯井君」とは、大阪府医会長の伯井俊明氏のことだ。半月後に控えた日医会長選で、現職会長の原中勝征氏ではなく、対抗して出馬する現職副会長の横倉義武氏に着くことを決めた若手幹部への苦言だった。
大阪府医はこの間、迷走を極めた。
1ヵ月前の2月12日、同じリッツ・カールトンで地元選出の梅村聡参院議員後援会が主催する誕生日会が開かれた。この時点で原中氏は続投を表明しており、横倉氏の出馬も濃厚だった。
大阪
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