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OBSERVER

山本勝義・グローバル・バイオパートナーズ代表取締役

2012年4月15日号

中国発の新薬が臨床に入った ——中国の製薬産業はどのような現状なのでしょうか。 山本 中国の医薬品市場は年間20数%成長している。いわゆる大手メーカーと言われるのは、地方から出発して全国規模となった黒竜江省の哈爾浜(ハルビン)製薬、江蘇省泰州市にある揚子江製薬など20数社ある。日本で喩えるなら武田薬品やアステラス製薬といったところだ。ただ、中国では、大手メーカーといえども、海外からライセンスを受けて販売委託するものもあるが、ジェネリックや漢方薬、OTC薬の製造が主体だ。つまり、現時点で、創薬までの結果は出ていない。一方、「世界をめざせ」と中国政府の主導で行われているのがバイオベンチャーを育成すること。これは中央政府の最重要経済政策の柱のひとつで、現在第12次5ヵ年計画(11〜15年)が進行中だ。バイオ医薬産業で世界最先端をめざしており、がんや慢... 中国発の新薬が臨床に入った ——中国の製薬産業はどのような現状なのでしょうか。 山本 中国の医薬品市場は年間20数%成長している。いわゆる大手メーカーと言われるのは、地方から出発して全国規模となった黒竜江省の哈爾浜(ハルビン)製薬、江蘇省泰州市にある揚子江製薬など20数社ある。日本で喩えるなら武田薬品やアステラス製薬といったところだ。ただ、中国では、大手メーカーといえども、海外からライセンスを受けて販売委託するものもあるが、ジェネリックや漢方薬、OTC薬の製造が主体だ。つまり、現時点で、創薬までの結果は出ていない。一方、「世界をめざせ」と中国政府の主導で行われているのがバイオベンチャーを育成すること。これは中央政府の最重要経済政策の柱のひとつで、現在第12次5ヵ年計画(11〜15年)が進行中だ。バイオ医薬産業で世界最先端をめざしており、がんや慢性

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