実績ごと「廃棄」された原中氏
“選挙の神様”も6連勝止まり
2012年4月15日号
藤田(左)に「先生も気を付けて」と忠告する原中「先生も気を付けないと。選挙はこういうことがあるからね」 180センチほどもある、がっちりとした体をややのけ反らせながら、豪快に笑い飛ばした。 4月1日夜、東京・日比谷の帝国ホテルで、落選した原中勝征の陣営は「感謝と慰労の会」を開いた。中締めが近い時間に、原中は向き合った民主党参院議員、藤田幸久にそう忠告した。 支える立場のはずの副会長・横倉義武に見放され、選挙で敗れ、日本医師会長の座から転落した。笑うしかないという心境だったのか、結果をある程度覚悟していたのか。表情に悲壮感はなかった。 原中は、10年4月の選挙で勝ち、日医会長になった。自民党政権が進めた後期高齢者医療制度に反対を唱え、時代の寵児となった。政権交代前から民主党と蜜月を築き、首相・鳩山由紀夫、幹事長・小沢一郎とも“サシ”で交渉できるほど...
藤田(左)に「先生も気を付けて」と忠告する原中「先生も気を付けないと。選挙はこういうことがあるからね」 180センチほどもある、がっちりとした体をややのけ反らせながら、豪快に笑い飛ばした。 4月1日夜、東京・日比谷の帝国ホテルで、落選した原中勝征の陣営は「感謝と慰労の会」を開いた。中締めが近い時間に、原中は向き合った民主党参院議員、藤田幸久にそう忠告した。 支える立場のはずの副会長・横倉義武に見放され、選挙で敗れ、日本医師会長の座から転落した。笑うしかないという心境だったのか、結果をある程度覚悟していたのか。表情に悲壮感はなかった。 原中は、10年4月の選挙で勝ち、日医会長になった。自民党政権が進めた後期高齢者医療制度に反対を唱え、時代の寵児となった。政権交代前から民主党と蜜月を築き、首相・鳩山由紀夫、幹事長・小沢一郎とも“サシ”で交渉できるほど党幹
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