医薬経済オンライン

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正念場を迎えた「SCM」構築

流通BMSを牽引する「スマクラ」の真価

第4回

2012年4月15日号

 流通4団体が業界のインフラ整備に共同歩調で取り組んでいる。年明け早々、関東や中部、九州で開催された「流通BMS普及推進説明会」がそれだ。東京では、SM(食品スーパー)を中心に70社弱。中部や九州でも20社強の小売業が参加。流通4団体が推奨する「スーパーマーケットクラウドサービス」(スマクラ)という次世代EDI(企業間電子データ交換)の仕組みや導入事例に耳を傾け、参加企業の約5割が安価で簡便な次世代EDIの導入を検討し始めた。  背景には、高度成長期に日本の流通業を席巻した情報システムによる差別化戦略の破綻がある。GMS(総合スーパー)の全盛期には、独自のフォーマットで受発注のデータを送受信し、データ処理料を取引先から徴収するのが当たり前の商慣行と見なされていた。  だが、流通外資の上陸やバブル崩壊後の「失われた20年」を体験するうちに、独自フォ...  流通4団体が業界のインフラ整備に共同歩調で取り組んでいる。年明け早々、関東や中部、九州で開催された「流通BMS普及推進説明会」がそれだ。東京では、SM(食品スーパー)を中心に70社弱。中部や九州でも20社強の小売業が参加。流通4団体が推奨する「スーパーマーケットクラウドサービス」(スマクラ)という次世代EDI(企業間電子データ交換)の仕組みや導入事例に耳を傾け、参加企業の約5割が安価で簡便な次世代EDIの導入を検討し始めた。  背景には、高度成長期に日本の流通業を席巻した情報システムによる差別化戦略の破綻がある。GMS(総合スーパー)の全盛期には、独自のフォーマットで受発注のデータを送受信し、データ処理料を取引先から徴収するのが当たり前の商慣行と見なされていた。  だが、流通外資の上陸やバブル崩壊後の「失われた20年」を体験するうちに、独自フォーマ

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