「医薬」に秋波送る豊田通商
非自動車部門の収益拡大が使命
2012年4月15日号
豊田通商が、ライフサイエンス分野に秋波を送っている。後発品メーカーやバイオベンチャーを相手に、資本・業務提携の樹立を模索している。製薬関係者は、その狙い以上に、「なぜ豊田通商が?」との疑念を抱いているのだという。
確かに無理もない。
歴史的な資源価格高を追い風に「我が世の春」を謳歌する総合商社が、儲け過ぎ批判を避けるとともに、資源バブル崩壊後を想定したリスク分散の一環として、バイオや医療・医薬分野への先行投資を活発化させていることは、本誌でも昨夏に報じた通り。その後も、イラン情勢の緊迫化などを材料に原油や金価格が高止まりするなか、シェールガスや地熱発電といった新エネルギー開発プロジェクトに、大手商社が次々と参画を表明している。
さすがにライフサイエンス分野で新聞のヘッドラインを飾るような大きなニュースは少ないものの、商機を求めて常...
豊田通商が、ライフサイエンス分野に秋波を送っている。後発品メーカーやバイオベンチャーを相手に、資本・業務提携の樹立を模索している。製薬関係者は、その狙い以上に、「なぜ豊田通商が?」との疑念を抱いているのだという。
確かに無理もない。
歴史的な資源価格高を追い風に「我が世の春」を謳歌する総合商社が、儲け過ぎ批判を避けるとともに、資源バブル崩壊後を想定したリスク分散の一環として、バイオや医療・医薬分野への先行投資を活発化させていることは、本誌でも昨夏に報じた通り。その後も、イラン情勢の緊迫化などを材料に原油や金価格が高止まりするなか、シェールガスや地熱発電といった新エネルギー開発プロジェクトに、大手商社が次々と参画を表明している。
さすがにライフサイエンス分野で新聞のヘッドラインを飾るような大きなニュースは少ないものの、商機を求めて常に食
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録